2015年5月3日日曜日

十九日目

穀雨の始まりである4/20の数日前から22日までは連日の雨だった
なんとか苗床を作りはじめ、種おろしを終えられたものの、
快晴続き。すなわち日照り続きとなった。かれこれ10日ほど。

種籾の生育状態が気になって仕方なかった。
そしてやれることは祈るのみだった。
もちろん苗床の様子はみるけれど。

今日は家の用事を妻に任せて、朝6時に家をでて田んぼへ向かった。
ちゃんと種子根がでていた
ありがたかった
 電気刈り払い機は、家庭菜園にはぴったりかもしれないけど普通の田んぼには不向きだと思った。
3往復、バッテリーパック2個でできただろうか。
まったくはかどらないという印象だった。

7時過ぎ、高月さんが田んぼへ来られ、事情を話すとエンジン刈り払い機を貸してくださった。
11:30まで刈り続けると、身体がしんどくてしかたなかった。
早めの昼をとり、午後も16時ころまで刈り続けた。
8時間、混合ガソリンさえ補給すれば動力は動く。
しかし人間には不自然だった。
同じ姿勢、同じ力の入り方。エンジン音にガスの匂い、振動。
草刈りがしんどいというより、刈り払い機での草刈りがしんどいのだと痛感した。

初年度なので、負荷が高いのは仕方ないが、
こつこつとやっていくことが大切だと感じた。
刈り払い機や畝立て機を使っていると、これは自然農ではないなと思った。
機械を使いたくなるのは、私の分度を超えているのだろう。
不自然な行為だ。

来年、自然の循環に入れるだろうか。一となれるだろうか。

アイミーブの駆動バッテリーを使うpower boxも、
沢山のバッテリーも不要だということが良くわかった一日だ。
例え一日中動かせるだけの電源を手に入れたとしても、身体がもたない。

頭だけで考えていると、主客分離、ぶれながら肥大していくのだな。


草刈りの手をとめ、のびをしていると、どこからともなく犬がやってきた
気持良さそうに田んぼの畦をスキップしていた
優しい雰囲気の犬だった

田んぼとは思えない草ぼうぼう

草を刈り終えた9畝
動力を使った畝立てを試してみた
作り上、スコップの2倍幅になってしまう
3周したのだが、場所によっては浅いところもあった
平鍬で土を畦の方へ移動させ、軽く踏み固めた