2014年4月25日金曜日

仮畦づくり完了

一家三人で棚田へ。
下の棚の仮畦を作り終え、
畑にするところを作りました。

下の棚も仮畦づくりを終えました。石とゴミ拾い中
下の棚田には、
・キヌヒカリ
 ・ササニシキ
を植えます。
どちらも直播きで現在苗を成育中です。

キヌヒカリは去年自分たちで育てたもの。
今年はどう味が変わるか楽しみです。

ササニシキは、今はなきasante sana cafeでオーナーの佐山さんと話しをしていて今年は育ててみたいと思っていた品種です。

一画は畑に
葛の根は土中の木のよう

稲の根。これで水を含め養分を吸い、米をつけ、それをいただく
落ちていた鳥の巣。廻る

眠る母と畦

眠る母となる妻と畦

妣とは「なきはは」の意味らしい。
田口ランディさんは「すべての存在の死をひたすら受け入れてきた場所」と呼ぶ。
ぼくにはまだぼんやりとしか掴めない妣。
菅啓次郎さんは「倒木更新」で言い表していた。
それなら日常目にするから少しわかる。
今日も何かの幼虫を殺し、ミミズを鍬で切断し、可憐な花を踏みつけて畦を作った。
志村ふくみさんは言う「色々と経験を重ねて、自分が変われば、自然も変わるということを実感しています。自然の見え方が変わること。それが自然の復活ということだと思います」

妣は大地であり、
妣を忘れた場に生命は育まれないだろうと思う。
これは今の日本の在り方に対して思うことです。

風の旅人 復刊3号 妣の国へ
http://www.kazetabi.jp/%E5%BE%A9%E5%88%8A%EF%BC%93%E5%8F%B7/

2014年4月23日水曜日

雨上がれば田

「間#8」を終え、雨も上がり、久しぶりの棚田でした。
仮畦づくりの再開です。

草花がぐんぐん成長しています。


獣の足跡、、、もしやモグラ?

今年は獣とどう向き合うか
今日はここまで

黄金のきのこがありました。

2014年4月17日木曜日

下の棚の仮畦つくりと、畑苗代

下の棚田も仮畦を作り始めました。

同じ段でも手前と奥とでは生息している植物が違います。


ここまでやったところで、お願いしていたササニシキの直播きができることになりました。
去年育てたキヌヒカリよりも一粒がしっかりしている印象。
一畝分を直播きしました。

レーキで平らに(したつもり)

 草を抜き、大きな石、土の塊を取除き、播種。
ササニシキの播種後
 ビニールを被せ、直播きは終了。


水路を塞ぎ、畑苗代としました。
水を断つことで、生きようとする力を引き出す方法。

買う苗は、どうしても土に肥料が与えられているそう。
被せ土も無農薬無施肥の田んぼの土にしたのだから、せっかくなので限りなく自然に近い方法を選びました。
今年は諦めていたササニシキの直播きが実現でき嬉しいです。


道具を持って自分の棚まで100メートルほど歩き登る時に、
自分の手と足がイマココにあることを実感します。
自分はどこに向かっているか、どこに立っているか、
それが思想ではなく紛れもなくここに在ると。これは心地良いです。

2014年4月16日水曜日

直植えの苗代つくり

下の棚田の仮畦作りよりも優先して行わなければ、
ということで苗代作りを行いました。

せっかくなので、種籾は去年自分たちで育て収穫したキヌヒカリを使い、
直植えでおこなうことにしました。

耕作面積:一畝
種籾:去年収穫したキヌヒカリ(自然栽培米)
種籾量:200g強


嶋野さんのご指導のもと、大きな草、土のかたまり、石を取除き、
まずはレーキを使って地面を平にします。

土地を平に

直植え用苗代で使用した道具

レーキと鋤簾

ある程度平になったと思ったら水を通します。
平地になっているか確認。
「平にする」この難しいこと。
木を真っ直ぐ切る、平に削る、こういったことと同様の熟練度が必要な難しさ。
いったいどこに合わせれば平らなのか。

水引後

種籾を、重ならないように播種します。
これまた思っている以上に大変でした。たった一畝であっても。
腰をかがめ、ブヨにたかられながら、「育ってね〜」と撒きます。
去年ここの田んぼで育ち、収穫した米を、また土に還す。そしてきっと、また芽がでる。
当たり前の命の循環を体感する。

播種後

予め準備しておいた、田んぼの土をふるいにかけておいたものを、
うっすらと種籾が隠れるくらいの量を被せます。


 保温と日焼け防止のビニールシートをかぶせます。


あとは、無事に育ってくれることを祈るのみ。

仮畦つくり 3

上段の棚の仮畦ができました。


石拾いとゴミ拾いをした後、
桶水からの水路が工事で断水されているので、その間を利用しての溝掃除へ。
土や、石がたまっているものを取り除きます。
距離があるので少しずつ。

帰りは、先日嶋野ご夫妻達が開拓された伊吹の古道で帰ることにしました。
昔は地域住民に使われていたそうです。

歩いてみると、ターザンロープがありました。
植物の蔓。ターザンロープ


2014年4月13日日曜日

仮畦つくり 2

一本、仮畦ができました。

土を被せ、足で踏み固め、鍬で叩き固める。
それの繰り返し。
心地よい疲労を得られます。



帰宅前に桶水へ水を汲みに行きました。

桶水への入り口
ぴょーんと生えた草
ぴょこぴょこーと生えた草
びっくりするくらい気持良い苔。木にびっしり。
春を謳歌する草
桶水。美味

水源に田作りの始まりをお知らせしました。
母子ともに健やかでありますようにとも。
自然と命に祈りたくなる。

2014年4月10日木曜日

仮畦つくりの始まり

今日は半時間ほどしか作業する間がありませんでした。
池底面をなるべく平らになるようにし、踏み固めました。
後に、昨日の助言通り、集熱工作として黒いマルチ用シートを池底面に敷いてみることにしました。

運良く家にマルチが転がっていたので持って行ったのですが、
長さが5mほどしかなく中止。

仮畦作りにとりかかりました。(画像右端の色が変わっている部分がそうです)
今年は距離が長いのでまたすぐにでもとりかかりに行きたいです。


生物の生育をよくするには、水温が20℃くらいが適温とのこと。
棚田の水は一年中枯れることのない湧水で、夏場でも13℃ほど。
7℃温度を上げることを目指します。

ぐるーっと田に沿って水路を造り池に戻す案は、途中で水が抜けてしまうという別の人の体験により没。
太陽熱温水器の原理を利用して、黒いチューブに水を通してお湯を池に溜めてみることにします。
もちろん、そんな上手いこといくわけないので、また挑戦です。



ため池づくり

棚田に着くと、鳥の綺麗な声に包まれました。
ため池づくりの再開です。

兎にも角にも掘ります。
土を掘り、枠を作る作業です
一通り掘れたので、一歩退いて見てみました。
一通り掘り終えました
 たった一歩さがるだけで見えるものが変わる。その視点の変化の気持良さ。
日々日常の暮らしの中での物事との向き合い方もそうでありたい。
そんなことを思いながら掘り過ぎました。

狭い面積で深く掘り、多く水を溜めれば良い。と考えていたのですが、
去年ゼロからため池を作った棚田のご主人から
「水深を深くしても結局表面しか温まらなかった」との助言。
しかも、粘土層まではぎ取って、小石がじゃらじゃらとでてくるまで掘ってしまった。
掘り過ぎて砂利が出てきてしまいました。

すると、いつも手伝いに来てくれる農業のベテラン大谷さんから、
「黒いシートをそこに敷けばいい」との知恵。
ビニールは見た目に良くないし、気分的にも好きじゃないのだけどなるほど良いアイデアだなあ。

自然の中で作業をしていると、自分の小ささがわかって良い。
あれこれと考えながら作業をし、ふと手を止め目を上に上げると
空に山、にわかに聞こえ出す周りの音。すーっと視野が拡がる。

2014年4月9日水曜日

今年も米作りが始まりました。

まったくの初めてだった去年は1畝。
田んぼをお借りしている嶋野ご夫妻の指導によりしっかりと育ってくれました。

今年は7畝。
一年分の米を育てたいです。

まずは雑草対策として土を起こしました。

土をおこす前

土おこし後

蛙がピョコピョコと出てきました。
ああ、ごめんよごめんよ。と思いつつガラガラと起こします。

今年、米を育てる二枚の棚

水は「桶水」と呼ばれる伊吹山の湧水。
そのまま飲むことができ、とても美味しいです。
しかし、作物の生育には冷たすぎるので、
ため池を作りそこで温めた水を田畠に流します。

そのため池づくりを始めたのですが、日が暮れたので今日はここまで!

山水が冷たいのでため池を作る