2014年4月10日木曜日

ため池づくり

棚田に着くと、鳥の綺麗な声に包まれました。
ため池づくりの再開です。

兎にも角にも掘ります。
土を掘り、枠を作る作業です
一通り掘れたので、一歩退いて見てみました。
一通り掘り終えました
 たった一歩さがるだけで見えるものが変わる。その視点の変化の気持良さ。
日々日常の暮らしの中での物事との向き合い方もそうでありたい。
そんなことを思いながら掘り過ぎました。

狭い面積で深く掘り、多く水を溜めれば良い。と考えていたのですが、
去年ゼロからため池を作った棚田のご主人から
「水深を深くしても結局表面しか温まらなかった」との助言。
しかも、粘土層まではぎ取って、小石がじゃらじゃらとでてくるまで掘ってしまった。
掘り過ぎて砂利が出てきてしまいました。

すると、いつも手伝いに来てくれる農業のベテラン大谷さんから、
「黒いシートをそこに敷けばいい」との知恵。
ビニールは見た目に良くないし、気分的にも好きじゃないのだけどなるほど良いアイデアだなあ。

自然の中で作業をしていると、自分の小ささがわかって良い。
あれこれと考えながら作業をし、ふと手を止め目を上に上げると
空に山、にわかに聞こえ出す周りの音。すーっと視野が拡がる。