2014年10月29日水曜日

山の状態

田んぼに注ぐ水の量が減っていたので、水路の点検をおこなった。
案の定、枯れ葉や枝が詰まり、水路から溢れ出て、明後日の方向へ流れていた。
一通り掃除を済ますと、流れはよみがえり、ちゃんと水路を流れるようになった。
田んぼへ注ぐ水も勢いを取り戻した。

戦後の一斉植林の場所となってしまった棚田。大半が放棄状態。
溢れた水で池のようになっていた。
現在は耕作放棄地の中の一画を使っている状態。
パーセンテージで言えば10%ほど??

昔は田んぼの持ち主がそれぞれ、溝掃除もしていたのだろうな。
詰まらせたら他の人に迷惑もかかるし。
そうやって長年保たれていた。

しかし、今は持ち主が東京で、もちろん見に来ることもないから現状を知ることもなく、
ただただ放っとかれたままの棚、山がある。

ただの溝掃除から見えたことは や感じたことは多い。


ゴミトラップ
清掃後
水がちゃんと溝を流れるようになった

奥は水浸し
手前の道路は溢れた出た水の道に

落ち葉や枝が詰まってたまり、水が流れなくなった水道管

ごみ取り後
恐ろしくなるような音とともに水が流れ出す
森の幼稚園をした場合、気をつけなければならない箇所
園児 が吸い込まれたら全身の骨が砕けて即死するだろうな

ごみ取り前は溢れていた水路
しっかり流れるようになった

溢れ出た水によってため池のようになった山林

2014年10月27日月曜日

大根が芽生えた

大根が芽をだした

やはり11月半ばの稲刈りになりそう

キヌヒカリが元気ない




それでも少しづつ育ってくれている

ついに水路の終わりの方まで水がこなくなった
水量が減ったこと以上に、
水路の状態が悪くなったのだろう
土に還っていく
無に還る、でも無じゃないんだな、この辺に日本人に身についた死生観があるのかな

もぐらの穴や、鹿に崩されたりで、長い水路 が活きるのは難しい
しかし、田植えを早い時期におこなっていれば問題ないのかも

水口側はウネウネとうねらし、真っ直ぐひくのは半分くらいまでにしようかな。
来年の構想がつづく

2014年10月25日土曜日

稲作じゃないけれど

生姜
ため池の淵に20個ほど植えて芽が出たのは3つ
収穫時期なので掘り起こしてみると
想像していたのと違って小さな一塊

里芋
収穫時期
水口側の生育が遅い
生物にとって水温は重要だ

田と畑の境の畦に埋めた里芋は生育が良かった
水口からも遠い
しかし欠壊した水が入ってきてもいた

里芋は収穫らしい収穫となった

生姜を洗ってみてびっくり
これは種ショウガではないのか?

種芋にするつもりで掘り出した里芋
洗ってはいけなかったようだ
次回、種芋ように掘り起こしたものは土中貯蔵する
ショウガは投資分にも満たない収穫となった
里芋は数十倍となって返ってきた

生姜はどのようにすれば自然栽培でしっかり収量を上げられるだろうか

自然栽培
「自然」「栽培」
反対の意味をもつ言葉がくっついている面白さを嶋野さんとおしゃべりした
自然農、自然栽培、放置栽培、有機無農薬、
無農薬は共通項。

ぼくはお肥えをまくことの方が自然ではないか?と思っていた。
しかし話しをしていると、現代の自分が食べているものははたして自然か?と。
ケミカルなものを多量に摂取している。
遺伝子組み換え作物の飼料で育てられている動物ははたして自然か?その動物の糞で作った有機肥料は自然か?その視点からみると、現代に生きる私の肥えは自然か?となる。

自分で創ったものだけを食べる時間が増えれば、
肥えも自然となるか。



2014年10月24日金曜日

下の棚

ササニシキ
刈り取りにはまだ早い

キヌヒカリ
元々小さかった苗
元気ないように思う

キヌヒカリ
刈り取りはまだ早い

羽二重
この棚の中では成長している
刈り取りはまだ早い

秋の詩

全体的に生育が遅い
植えたのが遅いのだから当然
山側のほうが生育が良い
しかし、秋の詩にかぎっては谷側の方が生育が良い

水路に面した畦は、長く高過ぎたので、還元しつつある。
もぐらの穴もいくつかあり、水が抜けていた

斜面が崩れ土がたまり、流れが止まっていた

来年は斜面から話して畦をつくる
高さは抑える
幅を広くとる

2014年10月22日水曜日

稲に祈る

ササニシキ

キヌヒカリ

羽二重

秋の詩



戻りつつある草履

発芽しつつある大根
色づいてはきているものの、生育状態はまだまだ。
今月中の稲刈りは無理と判断した。
しかし、今月待ってどれくらい成長してくれるだろう、祈るばかりだ。
まだ早い、のをわかっていながらも刈るべきだろうか。
冬は迫ってくる。
今月の最終週に刈り取れないと、11月の半ばまで田んぼに出れない。
半ばに稲刈りが終わっては、脱穀は月末。
雪が降り積もってもおかしくない時期だ。
焦っても無意味だが、今ある状態を活かすにはどうすればいいか。
今月もあと何回か、里芋や生姜、菊芋を見に行くついでに稲も見る。
「なんとかご飯を食べさせて」と祈ってというか願った。「人間とは勝手なものだな」と思った。しかし、まるで他人事のように言うけれど、この時の人間とは自分そのもの。

18日脱穀が終わった

秋の詩以外は穂が垂れてきた
育ちきったとは思えないが、迫り来る冬を考えると、稲刈りせざるを得ない。
今月、 晴れた日ができたら最優先で刈りにいきたい
予定を確認すると来月は半ばまで稲刈りできないことがわかった。
それでは乾燥期間を考えると脱穀が11月後半になる。雪のおそれもでてくる。
なんとか今月、予定のない日に晴れ間が見えるといいのだけど。

来年は、本田に移植する時期を早める。
早く移植できるように苗代をしっかりつくる。
水温の上昇に尽力する。


2014年10月16日木曜日

脱穀3

秋の詩以外はだいぶ色づいてきた
引き続き頑張ってほしい

3稲架分の量
足踏み脱穀にも慣れてきたので、2時間ほど踏み続け3稲架こなせるようになった

2014年10月15日水曜日

脱穀2日目

大根
稲刈り後の田んぼの一画に


稲架二つ分
熊が出た。とのことでそわそわした棚田でした。
これまで香ったことのない獣臭の中、脱穀。そして焼き芋でした

2014年10月14日火曜日

番外編 さつまいも掘り

なんだろなー
美味しいのかなこれ
裏返すと、すぐに元に戻る
角が怖い
色味が危ない

芋掘りをした
蔓がまだ生き生きとしていたので、ため池だったところに再度埋めてみた

芋掘りをするのに草をどけたから、なんだかすっきり

台風19号

夜中に通り過ぎ、朝一番に 状況をみにいってきた。
しかし、台風情報のインフレ度が凄まじいと感じる。
過剰。
情報を受け取る側と出す側双方の劣化が激しいのだろうかと思わざるを得ない。
ハリウッド映画のキャッチコピーのような台風情報になぜなってしまうのだろう。
柔軟剤の過剰な芳香とも通じるものの見方を感じる。
過剰な殺菌除菌商品のCMと売れ行きとも。
デング熱騒動の代々木公園もしかり。
予防するにこしたことはない、か。
過剰なワクチン接種の推奨も連想できるな。
保険や、新車購入時の高級ワックスから、尖閣、外交まで。
想像力がたくましいのではなく、
乏しいからこそ視野狭窄に陥り仮想敵を生み出し自らに足枷をするのだろうな。
一番の被害

倒れず、稲も落ちていませんでした

落ち穂を少し拾い完了

網戸ネットはもうはずしてもいい

ササニシキ

キヌヒカリ

羽二重

秋の詩

ササニシキのごく一部が不自然に倒れていた
何かに踏み倒されたかのような感じであるが、足跡が見当たらない
本数にして10本ほど
不思議
以下の画像は他の人の状況。
当人が読まれたらいい気はされないだろうけど、後学のために記す。
稲架が倒れていたのは気の毒だった。
小雨が降る中立て直した。
その作業中、自分には貸し田んぼのオーナーはできないと実感した。
稲の切り方、結び方、落ち穂の状況、稲刈り後の田んぼの状態、それらが気になって仕方がなかった。
しっかり結ばなければ落ちやすい。
稲刈りを早く終わらすことが目的となったら、刈っているイマは死んでいく。そのイマとの向き合い方は全てに影響する土台。
稲刈りしながらコナギを抜いて捨てなければ来年に影響する。
おそらくコナギの生息可能数はまだ限界ではないから、来年さらに増える。
米の成長を阻害する。
それを防ぐ為にぼくたちは全てのコナギを抜いて土手へと捨てた。田んぼの面積は3倍以上。それが事実。
落ち穂を拾わない理由がわからない。
ぼくたちは2粒の穂でも拾った。
平気で一本丸々それが何本も落ちていた。風の影響ではない、刈りたての時でもそう。
一本の稲には120粒ほど実っている。
単なる全体の一部であって、面倒が勝つのだろうか。
他人の田んぼのお守りをするのは嫌だ。
米作りが作業になるのは耐えられない。
私に貸し田んぼのオーナーは無理だと悟った。