2016年8月30日火曜日

台風 まとまった雨 花水

台風の影響で0時頃はしっかりと雨が降っていた
滋賀旭の出穂が進むいま、花水が必要だった
水が不足気味だったのだけど、この雨のおかげで立派な花水となった

この時期にしっかりと台風がきて、まとまった雨がふる
自然の営みはしっかりしているなあと感心する

夜が明けたら、水路の土嚢を取り除く必要があるだろう
水不足だったのでずっと使用していた土嚢、やっと取り除けるほどの水量が期待される

闇夜の中、風雨で穂が揺れていた
今日もしっかりと育ってくれていたようで、出穂がさらにすすんでいたように見えた

獣もいなかった

山沿い北側の放棄田を、セリ田にすることにした。
鹿のエサ用。この田んぼにしっかりとあなたたちのエサを用意するから、
米を食べに来ないでね、と試してみる。
セリ田と米田の間の畦には竹で柵を作る

うまくいけば良いのだが。
そして、気づけば勝手に共存だ。

2016年8月28日日曜日

鹿2頭 猪1頭

降ったり止んだりが続いている
今日も小雨が降っている

20時すぎ
夜回りに行くと、鹿が二頭 セリを食べていた
山へと逃げていった

近くでイノシシが一頭、のそのそしていた
山へと逃げていった

やはりこういう日は、人間が出歩かないと知っているのだろう
夜でも使える飛び道具があれば良いのにと思う。

今夜はもう一度出向く

獣害ネットっとがうまくいっているようでよかった
滋賀旭も順調に穂をつけてくれている

2016年8月27日土曜日

久しぶりの雨

昨日の夕方から久しぶりにまとまった雨が降っている
八月に入って初めてかもしれない

水不足がいよいよ深刻になりそうだったので嬉しい
恵みの雨

雨が降り一晩明けた今朝、田んぼの様子を見に行った
思ったほど水がたまっておらず
上流へ確認しに行くと、やはり我田引水

我が田んぼへ、と欲が具現化した石積みの列は10mほどになっていて、
さらにその先、私たちの田んぼへとつながる水路には石が置かれ、
ほとんど水が流れない状態になっていた

獣対策が一段落したかと思いきや今度は人

10mほど川を割っていた石積みを崩した
それでも集落の棚田へと流れる水は人工的な水門があり、水量は8割そちらへ流れている
田んぼのひろさが違うから、この差はまあ納得ができる
夕方、確認をしてどうなっているかだ

雨は万人に降り注ぎありがたいと思う

考えること
*稲架かけをするか、いなか
 鳥、イノシシ、鹿の侵入を防げるか
*イノシシ対策はできているか
 穂が実った頃やってくる

2016年8月24日水曜日

滋賀旭の出穂

まだまばらで目立たないけど
出穂していた 


あいかわらずの水不足
連日晴れ

朝紫

獣害ネットの取り付けが不十分だったことが、
被害の原因だろう
獣はずっとここで暮らしていたのだから

道端に置いておいた竹
笹の葉が良い感じの肥料になりそう
竹チップは評判いいし

我田引水
画像左の先には人工的な水門がある
ごうごうと水が吸い込まれている
にもかかわらず、
ぼくの田んぼへと通じる川幅はせばめられ、
あげくすぐに石で堰き止められる
水門の先は集落の棚田
数世帯が管理している
全員定年をとうに超えている

獣に人にえげつないねえ

2016年8月23日火曜日

8月の草刈り開始

やはりせっかく育ってくれた稲をほぼほぼ壊滅にまでされてしまうと、足が遠のく。
せっかくの苦労が、とか、またあの現実を見るのか、またさらに被害が大きくなっているのかもしれない、と思いつつ決して楽ではない作業をしに行くのは気が滅入る。

二十四節気の処暑
川口さん流の草取りの日
行かないわけにはいかない

田に水がない
また我田引水されているのかな?と思い上流へ確認
露骨に流れが堰き止められていた
定年も迎えた人たちばかりであろうに、なんだかなあ、と思いつつ
ポイポイと置かれた石を川の端へと投げた。

しかし8月に入ってまとまった雨が降らない
黒紫は開花しているので、水がほしいところ
滋賀旭は出穂もまだ

*ネットの下側をしっかりひもでくくり、獣が入れないようにする
*竹でフェンスのようなものを作る。竹槍のようなものも設置し入りにくくする。
有刺鉄線も有効かも

もち米の9割を荒らされたが、数日も経つと少しずつ受け入れられるようになってきた。
ほとんど壊滅で諦めがついたのかも。

それまで耕作放棄地で、畦もなくなり、カヤと笹が繁茂し、
自然に還っていた場所で、
鹿はセリを食べに、
猪はぬた場に、
そんなところを田畑にしたのだから、
獣が来ても当然
向こうにとっては例年通りの餌場だったのだろう。

当たり前のことだったのだ

道行く猟師さんに「せっかく作ったのになあ」とねぎらいをいただいた。
そんな触れ合いにも助けられる。
小さな田んぼでも、一生懸命向き合っている。
だから一反の田んぼが自分の一生のようにも見えて、それを踏みにじられると心が折れる。
だけど、一反は一反。
広いようでいて、とても小さく儚い一点。
それを忘れずにいよう

農作業は個人でやるものではない
助け合ってやっていくものなんだと思う
「自給自足を目指してる?」と聞いてくる人の言う自給自足は、近代的個人主義の価値観の中で定義されている自給自足ではないか?と思う事多々。

一昔前、高度経済成長期の人里離れて山に入り、自給自足で暮らしていく、
そんなイメージをいつまでも持ち続けるのではなく、
水、獣、天候、災い、
お互いさまでやっていける関係性
それらを育める地がこれから大切なんだろうと思う。
そういう場所を一人で作ろうとせず、仲間のもとへと行き、
作り育んでいける場所で暮らしていくのもいいだろう。


2016年8月21日日曜日

鹿の侵入 2回目

朝紫
昨日よりさらに踏み潰され、食べ荒らされていた
登熟に向かっていた稲の9割は食い荒らされていた

これだけ荒らされると、もう守ろうという気はなくなる
どうやって鹿を殺すか、妙案が思いついた
しかし、猟期意外は農業作業者もとってはいけない、とはズレた法律だと思う

滋賀旭
2本、鹿に踏みつけられ倒れていた
思ったよりもコナギが生えている




以前、起こした苗も
さらに広範囲に踏みつけられていた 





立派に育ってくれた滋賀旭
出穂を待つばかり、
なんだけど、鹿が入り、踏みつけられていた

2016年8月19日金曜日

鹿による食害









ネットの底辺部をしっかり紐でしばった
これで下部からは侵入できないだろう

鹿による被害

朝 水を止めに行った際に食害を発見

朝紫
半分ほど食われ、踏み荒らされていた
たわわに実っていた稲は無残な姿になっていた

畔と田の間に出来ていた、獣害ネットの小さな隙間を押し広げ入った様子
しかし、そうはならないよう2重にしておいたのだけど、
片方は紐で縛っていなかったので簡単にくぐられてしまったのだろう
想像以上に器用に持ち上げてくぐるものだとわかった

滋賀旭
無害
出穂前だから、放っとかれているだけだろう
手を打たないと、こちらも荒らされる

アルビノの木、という獣害からみた人と自然との関係性を描いた映画がある
みてみたい
どう描いているのか
http://www.albinonoki.com/

やはり守るだけでなく、この恨みはらしたいと思う
食べ物の恨みは恐いというけれど、
その怖さは「食材は買うもの」になった現代人は絶対的に薄れ、
カネで判断するような浅薄な方向に染まっていったと思う
感情すらも使い捨てか

今夜から、夜回りから待ち伏せに変えてみることにする

せっかく育ってくれた稲
少年期だった
青年期にさしかかり、その生を謳歌し始めた頃だった

2016年8月16日火曜日

草取り

昨日からスコールのような雨が降る
恵みの雨だと思っている

15時頃から草取り
助っ人が一人
感謝

どこまで草をとるか、難しいところ
自分のしていることは「草を敵にしているのか?」
そんな他者の思想よりも、
とりすぎず、しかし水の巡りをよくするために、
そして現在鹿の餌となっているセリを少しは残しておかなければとも思う

草刈りも同様
一部刈すぎたと思うところもある。
獣が居心地の悪いところにしようとして、
獣が通りやすい場所をつくってしまった



手伝ってもらって進んだ草取り
水の管理がしやすくなった





2016年8月13日土曜日

手入れ

山沿いの田の草刈りを終えた
来年に向けての活動。これで少しは草が抑えられるか。
あとは水口の入り口、この田からすべての田に水がいくので、
やはり手入れしておかないとと思った。
しかし、放棄地のままでも水は入ってきていた。
どこまで手をかけていいのか、体は一つ。時間は限られている。
脇目も振らずにいることは難しい

朝紫の田
一面の草取りを始めた
セリが9割
笹のような草が少し
50m X 30mほどの広さ
思ったよりある。そしてセリも育っていて量がある。

水はたまっている
しかし、深水とは言えない
かれこれ一週間以上、晴天で雨がふっていない
川の水量も減っている
貴重な水が無駄にならないよう、山沿いの田も草刈りを始めた。

四枚目の田
笹が繁茂しているところと隣接した箇所に水路が設けられている
昔は田だったのだろう。
畔を確保するため笹を少し切った
今は新しく田を復活させようとは思っていない
徐々に。少しずつ。

次の草刈りは8/23 処暑におこなう

干場を考えなければ
そして、これから猛威を振るうであろう獣害への対策
そうだ、ネットを増やそう
そして、竹も切り出そう

今日、いい太さの竹を二本切った。使わなければ。

山沿いの田

カヤが多かった
ホタルイは少ない
セリが五割くらい

日当たりが悪いにもかかわらず、
大きな田んぼだ
山の手入れがされていた時代は
しっかりとした田んぼだったのだろうか

一面をセリが覆っている
朝紫を育てている田
セリをとりのぞくことで水の管理がしやすくなるかと考えている
草を敵にしない
聞いてるだけなら簡単だけど、
いざ実際にやるとなると
その加減は難しい

自分がいまやっていることは
制圧か
それとも共存か


2016年8月12日金曜日

山沿いの田の草刈り

水の溜まりがよくなった

朝紫の田
セリ等、一面を覆っている草を取り始めた
水のまわりと管理をよくするため

滋賀旭の田
二枚目の田は水のたまりがよくないように見えるが、
上の田からの土砂がたまっているからだと思う

あと少しで全体的に草刈りが一段落する
次は一ヶ月後に全体の草刈り
冬まで続ける


滋賀旭

朝紫


山沿いの田
9割草刈りを終えた
結構大きな田んぼだということがわかった
もう少し草を刈り、畦塗りをしたら
ため池として使えそう
水の管理がしやすくなりそう






2016年8月11日木曜日

水不足対策

一番下の田んぼに水がたっぷりたまっていたので安心していたが、
朝紫を植えたところは水がまったくなかった

なぜだろうと見回ってみると、以前イノシシが掘り起こした場所に大穴が二つ空いていて、そこから水がごうごうと抜けていた
おそらくモグラ
スコップを使って穴をつぶした
早々に水はたまりだした

*朝紫の田んぼ
水のまわりが良くなるように水路のようなものを走らせてみることにした
まずはメインストリートを3本。水口から端まで。
刈り払い機でざっと草を刈り、その後なんども歩いて水路をつくった

昔、代掻きをした田んぼの水のめぐりをよくするために歩き回った
草がなかったので水の動きがよくわかった
それを思い出しながら

メインストリートに水が落ち着き始めたら、
脇道を作り始めた

おそらく効果はあったと思う
今までにないほど朝紫の田んぼに水がめぐるようになった
どうなっているか、日の出が楽しみだ。

*滋賀旭
出穂はまだ
慣行農法の稲に比べて、茎の太さが2倍ほどある
一本植えの苗が、見事に分蘖してくれていて嬉しい


4枚目の田
来年に向けて草刈りを始めた


4枚目
畔も作り直さないと水がこぼれている

なんという名前だろう


捨てようとしていた苗も大きくなった

手前が捨てようとしていた苗
密植されている
奥が通常の苗と植え方

1本植え

伊豆不足



朝紫
穂を立派に実らせている



セリの中に植えた稲も元気
除草は全くしていない

水の流れを作った



ほってあったパイプを拝借
しっかりと水が入るようになった

メインストリート
水もまわるようになった

山沿いの田んぼ
ざっと草を刈ろうと考えている
来年に向けて草を抑えるのと
水の流れを良くするために