2015年5月22日金曜日

三十一日目

直播き 羽二重
苗床の草取り

羽二重を直播きしているところに、早速いのししが入っていた。
殺したい。
今年も殺意が芽生えることとなった。
思ったより早かったな。対策をうつ。


羽二重の直播きが完了
左端は学生によるもの

イノシシに掘り返された
芽が出たばかりの籾が掘り出され、殺意を覚えた

早急に対策せねばならない
昔話で猪を対峙するものがあるが、
それは作り話ではなく、
生活に密接し、死活問題であったのだと
共感できる





直播きの稲作で気になる情報をみつけたので、ここに残す。
試す価値がありそうだ。
不耕起直播、無肥料、無農薬栽培になります。  今年、初挑戦でしたので、途中稗ばっかり生えてしまったと思って田の半分は田植えをやりなおしたんですが、実は稗ではなく米でした!これに気づいた時は恥ずかしいやら、うれしいやら。 以下、簡単ですが紹介させてもらえればと思います。  ?冬のうちに深水にできるように田んぼの畦を高いしっかりしたものにします。(一年目のこの作業がちょっと大変なんです。。。)客土できればいいのですが、できない場合、もったいないですが田の表面の土を削って畦に盛るか、大変ですが表面の土を一時どけてその下の土を畦に盛って、表面の土を戻すという方法があります。うちは表面の土を削りました。お米は今のところすこぶる元気です。  ?そして、田んぼの周りに深め(20~30cmくらい)の溝を掘り、田んぼの水気を切り陸の草が生えるようにしておきます。  ?その後は何もせず草ぼうぼう状態。そして6月初旬に草を地面ぎりぎりに刈っていきます。(広くする場合は草刈り機で)  ?その草を一時どこかにまとめておきます。  ?芽出ししたお米(10日ほど浸水。積算温度100℃が目安)の種籾をばら蒔きます。田んぼの土に直接乗るようにするのがポイント。刈った草が残っていてその上に乗ったのでは発芽しないので注意です。  ?刈った草と近所の方から頂いた麦わらをたっぷり田んぼの上に振りまきます。その厚さ5~10cm。  ?そのまま約3週間~1ヶ月。畑の状態では米は発芽するのですが、米つくりではちょっとお邪魔な稗は発芽しにくい性質があるということです。稲が発芽して10cmくらいになったら田んぼに水を入れます。なるべく深く(10cm強で上限)、稲が水没しないように。水没すると枯れてしまいますので。これで稲が生き残り、生えてきていた陸の草は水が苦手なため枯れてしまいます。  ?あとは深水が続くように管理するだけ。気になるようなら、ちょこちょこと生えてくる稲以外の草をときどき抜く。  と、こんな感じです。  自然農専業を目指しているのですが、麦も米もたくさんの梅干もやっているうちにとって野菜の植え付けと手入れも重なる6月は殺人的スケジュール。  この方法であれば苗床つくりの必要なし!田植えの必要なし!!ありがたや~!!!救世主です。  どれもこれも私達の山口に住む師匠の一人がいろいろ教えてくれたお陰。さらにはその方が集められた情報の大元、福岡正信じいちゃん(天国で見てくれているかな?)のお陰。感謝、感謝です!  来年からはこの方法の田んぼをもっと増やす予定です。でも私達の師匠の一人、川口さんの方法もとても気持ちよく魅力的なので、深水管理にはするけれど続けていこうと思っています。  そしてこの不耕起直播きも、芽出しをせず、麦わらも持ち込まず、そこに生えた草だけを被せるという、よりシンプルな方法も試してみようと思っていま~す。  不耕起直播き、無肥料、無農薬の米つくり。  大規模にはできないけれど、田植えをする方法よりは広くできるこの方法も広まっていくといいなぁ、な~んて勝手に念っています!!