稲刈り
草刈り
どうも、なんだか怪しいと感じていたが、
やはり鹿が入っているようだ。
電柵の「きけん」看板がありえない場所からでてきた。
風では飛ばない。
草刈り中、設置場所から3mほど離れた場所に落ちていた。
水口側、もち米の田はかなり水が引いていて、地割れを起こしている。
そこに今までなかった足跡がついていた。
決定的だ
こんなやりとりいつまで続くのか、と思うが、
不思議と落ち込まないのは、もう、半分やけくそだからか。
このままではさらに収穫量が減る。
もう半分以上、獣に潰されている。
稲刈りの最中、獣にくちゃくちゃにされた稲を踏まざるをえないのが辛い。
来年はしっかりと狩りにも精をだしたい。作物を守るために。
作業をしていると、本当にいろんな人に声をかけられる。
今日もおじさんから、林道の草を刈ってくれてありがとう、と言われた。
自分にとっては獣害対策の一環。
お互い様で成り立っているということか。
鹿の食害に頭を悩ますか、
しかし今から稲架掛けで天日干しなのだけど、一体どうやって守ろうか。
コンバインで刈って、乾燥機を使うしかないのか。
それが現代なのか。
午後の一時間、ベルギーから来ているジャーナリストの取材を受けた。
good newsだけを取り扱うらしい。
自然と向き合う姿はgoodなのか。
ぼくはどうやって鹿を殺そうか、とばかり考えている。