2021年6月20日日曜日

娘のマイ田んぼ


6歳の娘に「お米を育ててみない?」と提案しました。





「今年は苗づくりは終わってしまっているけれど、開墾するところから脱穀まで全て1人でやってみない?
自分1人で出来ると思う田んぼの大きさにすれば良いのだから」




う〜ん、と渋々なのか何なのかよくわからない反応だったけれど、翌日から娘のマイ田んぼ作りが始まりました。





まずは開墾




作業量が減らせるように、溝を2本作れば済むよう2辺が水に面している場所を選びました。





それにここは子供でも行きやすい場所です。





まずは大きさを決めよう、ということで「何本植える?」と聞くと、





「4本」と言う返事だったので、大体70cm角くらいの田んぼに決まりました。





身長とスコップがあまり変わらないんだね




20kgの体重だと、掘るだけでも一苦労









いつでも手伝えるけれどと伝え、何処まで自分1人でやるかも考えてもらいました。





弱音を吐くたびに、こうしたら良いんじゃない?と口だけ出して、手は出しません。





その通り試すこともあれば、「こっちの方が慣れてる!」と突き返してくることもあったりで、それで良い。





田んぼの形になりました




次は、草を取り、高さを水面よりも下げる作業です。





種を蒔きに行く妻と息子。なぜ裸




この頃にはもう大分バテています。暑い日で飲料水が足らなかったということもあって。





良い汚れっぷり




「もう川に行きたい」と言うので、





「良いよ。今日は何処までやるか自分で決めれば良い。でも、次はいつ出来るかわからないし、苗代にある苗はもう窮屈そうで広いところに出たがってる。それなりに育てたかったら植えるのは早い方が良い」と伝えると、





やる!とのことだったので、次は代掻きです。手で。









ここまでくると、もうあと一踏ん張り





苗も自分で選んでもらいました。









こども田んぼの田植えと違って、とても念入りに作業していたのが印象的でした





田植え体験じゃなく、本気の田んぼだからかな。





田畑の話をしていると規模や数量で優劣を判断してヒエラルキーを形成したがる人がいるけれど、心を込めておこなう作業に規模の大小は全く関係がないと思う。貨幣への交換価値が行動基準になるような生き方は虚しく見える。









私自身、野良仕事をして色々気づけたことがある





娘もきっと何かを掴んでくれると思う。





だから、あれこれ無駄な能書きを娘に垂れる必要はない。





いつかぽつりぽつりと何か語ってくれるようになったら嬉しいな。その時を密かに待つとします。





育ちますように













もし「私の子供にもマイ田んぼさせてみたい!」と思う方がおられましたらご連絡ください。
まだ間に合います。
有料にしたいと思っています。1,500円/区画です

手出しは一切致しません。
相談や助言提案はできます。
道具はできるだけ持参してください。お貸しすることもできますが、破損した場合は現物か現金での弁償をお願いします。
スパルタじゃないです。