2015年6月22日月曜日

四十八

田植え
畦の手入れ

行く度にモグラ穴があいている。そこからゴオゴオと音をたて、水が抜けていっている。
それらを全て潰し、埋め、土を寄せ、簡単な畦塗りをし、
水がたまるようになった。
本田の上、3cmほど冠水
青草が多いからか、水口より遠いところの水に膜ができていた。これ以上ひどくなりそうなら手を入れねば。
雑草の生長がおそろしく早い。水口側の畝の草刈りをおこなった。稲が草に飲まれていた。
手袋をつけずに鎌をふるっていたら、ついに指先を切った。

水を張るのは、草をおさえるため
沢山の虫が草や枝にしがみついていた。
水を張るのは、草の命をとるため。
虫たちは命からがら水の上へと逃げていた。
もの凄い量の小さなムカデのような虫、蜘蛛、毛虫、なめくじ、赤いダニのような小さな生き物。

殺して殺して米を育てる。

水の出口と畝の間に板でも挟みたい