冬の間中、鹿に踏まれまくり、獣道と化した畦を修復した。
崩され決壊していたところを埋めたり、崩されたところに盛り土したり。
春の光景。
今年は、これまで以上に代掻きを徹底するつもりだ。
上の田から流れてきている土を戻し、水が均一に行き渡るように。
これもトンボを使っての手作業だから、なかなかハードワーク。
しかし、世の中には金を払ってジムに行っている人もいるのだから、よほど経済的で健康的だと思う。しかもジムのトレーニングのように単調ではなく、全身を使う複雑な動きだから。
甲野善紀さんが「捻らない」と言っていたことを思い出し、トンボかけじに意識してみると、腰への負担がなくなった。田圃一枚のトンボかけが楽になった。
捻らず、焦らず、腕ではなく足でトンボをかけるような。腕力に頼らず、体重で引く、そんなことをゆっくり試していると、田圃の中で太極拳や武術の稽古をしている気分になった。
これがスピードを増してくると、良い感じだろうなと思う。
力まず、流すように、トンボでの代掻きを行う
今日は一枚。
播種まで、しっかり準備する。
次回は、とりあえず獣によって崩された畦を直し、
その後は苗代の整備。
それから、また代掻き作業に戻る。
水が来るように水路を補修 |
代掻き前 |
代掻き後 |
次はこの一枚 |
ボコボコにされた畦 まずは畦の修復 |