2014年9月5日金曜日

秋はまだ早い

ササニシキに咲いた花
秋の気配色濃く、水温も下がり生育が気にかかる。
なんとか実り、お米を食べさせてくださいと祈願してきた。
何に祈るのか、稲だ。田んぼに注ぐ山水と、それを成す山。山を支える大地。
と、大いなる自然にとなってしまう。
謙虚さをもち生きる、と。
それはそれで大切だと思うが、複雑系を研究する先生はその先を見ているのだろう。

昔の百姓は土を嗅げば畑の状態がわかったという。
真似事をしてみた。
棚田全ての土を嗅いでみた。
わかるはずがないのは承知。
だけど、何かをインプットしていることは感じる。
同じ田んぼでも場所を変えると土の匂いも変わる。
また、一番上の棚と最下段の棚では匂いの質は違った。
しかし、それで「こうだ」と言いきるのは早い。
日によっても変わるだろうし、続けなければ意味が無い。

マダニの怖さを喧伝するブログをみた。
http://grapee.jp/13715

ショッキングな画像と文章。
決して間違った情報ではないのだろうけど、違和感は大きい。
記号で読む「草むら」は人によって想像する規模が違うだろうな。
草むらに影響する周囲の環境も変わってくる。
棚田は広い。
ここに一体何匹のマダニが生息しているのか。
予防原則を振りかざすような文章を気にして失うには大き過ぎるものが草むらにはある。