2015年10月22日木曜日

八十三

稲架の下準備

紅葉とは枯れること
枯れるとは刈れるということ
山の紅葉と稲刈りをさせてもらえるのは無関係ではなかった
そんなこともわからず数十年生きてきた
暮らしと生きることが別れていたのか

去年までとは全く違うやり方でおこない、自信を試された一年だった
不安とは自信がないこと
自信とはまず自分を信じること
他を疑う前に自分から信じる

集落の爺さんが、「粒が大きくて魅力的だ。数本ほしい」と言ってきた。
不安と戸惑いの中、せっせと今自分がやれることをやった結果、そんなことを言ってもらえるのは単純に嬉しい。

本当によく育ってくれた。
明日から稲刈りにはいらせてもらう。
来年の種籾となる稲から獲らせてもらい、
家に飾ろう。



立派に育ってくれた